2017年04月04日 かるた全般

皆さんこんにちは。

広報のFです。

よろしくお願い致します。

 

百人一首の大会で、必ず最初に詠まれる和歌をご存知ですか?

【序歌(じょか)】

難波津に 咲くや木の花 冬隠り 今は春べと 咲くや木の花

(なにわづに さくやこのはな ふゆごもり いまははるべと さくやこのはな)

筆者訳『難波津(固有名詞)に、梅or桜の花が咲きました。 冬の間はジッと待っていたけども、今はもう春になったからって、花が咲きましたよ』

 

この和歌は、仁徳天皇即位の祝いとして、渡来人・王仁(わに・和邇吉師)が送った賛歌と伝えられ、歌道の世界では【幽玄】の要素を含む非常に基本的和歌として教えるそうです。

 

そもそも、【幽玄】とは何ぞや?

幽玄とは、百人一首を選定した歌道・藤原定家の父・俊成が提唱し、その他の分野にも一般論化した概念です。

そして日本文化の代表である、俳句 茶 華 書 画 能 歌 文など、あらゆる分野に共通する概念の一つになりました。

この幽玄以外にも、一分野から一般化した理念・概念はあります。

『あはれ』 (折りに触れ、目に見、耳に聞くものごとに触発されて生ずる、しみじみとした情趣や哀愁。日常からかけ離れた物事に出会った時に生ずる、心の底から「ああ(=あはれ)」と思う何とも言いがたい感情)

『わび』 (いとうべき心身の状態を表すことばで、おちぶれた生活など、不足の美を表現する美意識)

『ほそみ』 (作者の心が対象にかすかに深く入り込んでとらえる美、およびそれが繊細微妙に表現される句境)

『しをり』 (趣向,題材が哀憐であるのをいうのでなく,哀憐の情をもって人間なり自然なりを眺める心から流露するもので、いわば愛)

『さび』 (閑寂ななかに、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさを言う)

など、人間の心の根底にから、表面に現れる感情や状態の美を総称し、茶道の場合、お道具だけでなく所作やもてなし方にいたる全てが『茶道』というのとおなじかと思います。

これは、日本人らしい概念で、例えば武道でも、強さだけの格闘技でなく、精神修養も含むところが上記の文化と共通するかと思います。

 

少し長くなりましたので、この辺で終わります。

 

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