2021年12月24日 ニュースブログかるた全般花札

皆さんこんにちは。
広報の藤澤です。
よろしくお願い致します。

突然ですがみなさんは、100年前の年号が何か知っていますか?

え?知らない?
ほらほら
西暦で言うと1921年(もうすぐ1922年)ですよ。

カッチ カッチ カッチ

ブーッ!


もうしかたないなぁ
正解は【大正10年】です。

大正10年頃の話題といえば
・アインシュタインがノーベル物理学賞を受賞
・シャネル初の香水『№5』が発売された
・浜松市でナウマンゾウの化石が発掘された
ほかにも様々な出来事がありましたが、日本の近代化が進み時代が大きく変わる節目のような時代でした。
ガス灯が電灯にかわり、馬車が自動車に、電報は電話にと目まぐるしい進歩です。

では京都の100年前はどうだったのでしょうか。

明治になり、明治天皇が東京に行幸され、そのまま東京に留まられたことにより政治の中心も東京に移って行きました。
人流が減り衰退しかかった京都の産業を立て直すために行われた『鉄道・水運業・水力発電・道路拡充』などの大事業により、市民生活が向上し、教育・医療・文化・勧業・商業も急速に発展していきました。

そんな活気にあふれる100年前の京都でお商売をされていた老舗
だけを集めてできたのが【京都100年かるた】です。
今年の3月に先行販売したら、瞬く間に売り切れてしまい、製造元の大石天狗堂になら残ってるんじゃないかと問い合わせが来て右往左往した覚えがあります。

以前のブログにも書きましたが、今回もそうですので声を大にして言います。

大石天狗堂はこのカルタに入っていません!

したがって、取扱もしていませんでした。

これまでは!

しかし、今年の大石はちょっと違うぜ!

かるたの中には入っていないけど、大平洋のような大きな心で、販売する事になりました。
(偉そうに言う事ではない)

 

内容物はと言うと、読札(読み上げる札)50枚、取札(畳に並べる札)50枚、お店の紹介文が載った解説リーフレット「京都100年MAP」です。

この「京都100年かるた」を遊ぶ事により、京都の街の事、そこに息づく老舗に自然と触れる事が出来ます。

例えば大石天狗堂の話をすると、かるた作りを今まで以上に沢山生産するために、作業の効率化の方法もあるのでしょうが、それをあえてしないで、代々手間暇の掛る昔ながらのかるた作りを続けて来ました。

『カルタを作る事だけが大石天狗堂の存在意義じゃない!』

『我々は、京都のカルタ屋だぁぁぁ!しかーし、世界中の人々の為のカルタ屋でもあぁぁぁるゥゥゥ! まる‼』

今となっては、代替素材・代替用具もありますが、江戸時代や明治時代の頃の作り方を、後世に継承していく事も、老舗の役割だと思い、しかしより良い商品も生み出していく。
そんな気持ちで頑張っております。

【伝統と革新】という言葉は、真逆の意味のように聞こえますが、双方の創意工夫がお互いの足りない所を補うこともありますし、お互いを引き立てあってくれたりもします。

そういった伝統文化を、大切に100年以上も継承してきた老舗が京都には沢山あります。
そんな老舗を、遊びながら学べる「京都100年かるた」。


かるた製作には、京都芸術大学の学生の方々が、実際に老舗に足を運んでいろんなお話を直接聞き、読札や解説文を考えられたようです。
編集・製作に掛かった年数たるや、なんと4年以上。


取り札には、老舗50店を象徴する品物のイラストとお店の名前の頭文字を施しているそうです。
また絵札の頭文字が、老舗の屋号になっているのも楽しいです。

その他にも、取札の裏面に描かれた頭文字の他に、お店の外観のイラストと創業年が描かれ「店札」という独自の札として違った遊びも出来ます。
創業年を隠しどれだけ覚えているか年代順に並べ合うというルールなんかも斬新な遊び方も出来ます。
食べ物屋さんだけを10個上げろとか、京都の地形で『錦市場の近くにあるお店はどこ?』っていうクイズも面白いかもしれません。

自分でルールを考えて遊んでみて下さいね。

大石天狗堂公式HPの販売ページはこちらです。
京都100年かるた 販売ページURL

商品の内容に関しましては、大石天狗堂にお電話かメールでお問合せ下さいませ。

大石天狗堂
075-603-8688
info@tengudo.jp



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#価格3,600円+税

 

 

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