2014年05月01日 囲碁・将棋

タイトル戦 ①

囲碁将棋広報です

囲碁将棋ともタイトル戦が始まってます

 

今回はタイトル戦について

以前 囲碁将棋のタイトル戦のお世話を随分させていただきました。

囲碁 本因坊戦(毎日新聞社) 名人戦(朝日新聞社) 十段戦(産経新聞社)

将棋 名人戦(毎日新聞社) 王将戦(スポーツニッポン社)などです。

 

タイトル戦の場所は一年~一年半前ほどに 候補旅館ホテルはきまっています。

不定期 定期に将棋タイトル戦を開催誘致する 群馬伊香保温泉 福一旅館などは

対局盤はすでに 用意されています。

 

他は 九州 ステーションホテル小倉のように開業に合わせた誘致 又このホテルは

開業10周年目にも開催します。NHK放送 BSとオンエアーされ全国に方映 又各専門誌に記事に 宣伝効果は大です

このように色んな各地の 旅館ホテルからの 誘致があります。

その中から 色んな条件鑑み 選定します。

 

その際の対局盤の 選定(どこが 誰が)となります。

おおよそ 3通りあります、

①    対局先旅館 ホテルが購入 松山道後温泉 椿館(将棋) 大崎上島 清風館(囲碁)等

②    地元名士の手持ち盤の提供 全国各地の 愛好家による提供

③    そしてこれが一番多い例で 前記 の名士 愛好家による

新しい対局盤の購入提供です

このような 方々に対局盤をお奨め購入頂く 商談につながります。

 

現地対局場には 対局日前日 午前10時頃には到着するよう出立します、

着くと すでにBS衛星放送用車両が到着

そうです大きなパラボラアンテナ装備の大型バスです、太い長いケーブルを

対局場に 大判解説会場にと これはもう工事みたいなものです、

そして対局盤提供者と落ち合い 対局場等の見分 準備の見学です

 

対局場です 対局盤の場所決め その真上に 又側面からの

衛生放送&大判解説会場用のカメラの設置 ここでも 対局盤の場所決めに

私が盤を動かし画像色合わせ等結構な時間がかかります

 

その節いつも感心する事あります、

対局盤の真上に カメラを設置するわけですが 前もって 採寸用意された 木材を

天井部分に 寄木 組み立てていきます その際

釘その他一切使用せず(対局部屋の柱壁等に 一切傷のいかぬ様に)組み立てカメラを設置します、

見事なものですよ、

 

やがて 両対局者がそれぞれ 到着 盤検分までの間

旅館庭園背景など 写真撮影 インタビュー

 

そして 碁盤の検分です、対局盤はこちらからお奨めの盤で決まりますが

念のため 2面用意していきます、(搬送中の事故 当たりやひび等も考えられますので)

対局盤の厚みは 通常 6寸から7寸強までが 好まれます、碁石は33号雪印(9.2㎜厚)

やはり 何千万のいわゆる賞金が かかった対局 手になじみ易い 厚味とされています、

もっとも 32号の厚みにこだわる 先生もおられます 碁笥は 本桑が一般的でしょう

 

将棋対局盤 厚味はやはり同じくらい 2面用意も同様です、

駒台 駒箱は やはり本桑が一般的でしょう、

 

対局盤の厚みといえば こんな場面がありました 提供者の強い希望で 用意した盤が

何と 8寸厚盤 場所は ステーションホテル小倉 名人戦 対局者の一人は 谷川先生

いくら谷川先生は 背が高い方といっても 「いやーこれは」と言われないか

実はひやひや その時の 立会人が 故原田泰夫先生 対局盤を

一目観るなり「いやー素晴らしい名盤 本当の日向盤ですね」と一言

大先輩のこの一言で 両対局者「そうですね」

すんなり決定でした。

 

そして 駒です 対局盤提供者はじめわりと多くの方の好まれる駒は

虎斑 虎杢 孔雀杢 等 いわゆる根杢系統 価格も高いですが 材少なく

いわゆる木の(駒の)宝石です

 

対局者は 提供者の手前断ることはないですが ただし私的には

2日間の 勝負事には 目にきついように思います、実際たとえば 立会人が

米長先生のような方だと 「目が疲れるね」といわれた事もあると ききます、

 

実際各棋士に色々 聞いてみますと「イヤー気にしませんよ」とは言いますが

本当のところは やはり 糸赤柾系統の駒が 指し易いとの感想でした。

 

今回はここまで 次回は 盤の揮毫 対局中の 対局者&スタッフの 様子など

お伝えします。

 

 

 

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