2021年02月03日 百人一首ニュースブログかるた全般

 皆さん、こんにちは。
広報の藤澤です。

宜しくお願い致します。

 

いきなりですが、本来このシリーズで取り上げるべき最初のパワースポットにして、「京都の」というテーマから外れてしまうが故に、取り上げてこなかった神社!

『近江神宮』

 

昨日、ある要件で近江神宮ならびに勧学館に行く機会がありまして、色々お話も聞けたものですから、ブログに掲載する事に致しました。

 

近江神宮(勧学館)は、毎年名人位・クイーン位決定戦や、高校選手権大会が行われる事から、競技かるたの聖地として認知されています。

また、映画『ちはやふる』のロケ地としても、多くの日本人の印象に残り、滋賀県を代表する観光スポットでもあります。

ご祭神は、百人一首の中で、一番目の順位である歌人『天智天皇』を祀る事からも、百人一首にゆかりが深い神社ですよね。

 

天智天皇が、飛鳥(奈良県)から近江(滋賀県)の地に遷都して即位し、出来たのが近江大津宮です。

近江神宮は、その跡地に創祀されたものなんです。

 

しかしそんな近江神宮、
実は日本でもっとも新しい神社である事は、あまり知られていません。

近江神宮が創建したのが、昭和15年(1940年)って知ってましたか?

「えっ!昭和?」

「メッチャ最近ですやん!」

そうなんです。

でも意外と有名がゆえに、昔からあると勘違いしている神社って他にもあるんですよ。

例えば

【橿原神宮 明治23年(1890年)創建】(第一代神武天皇の御聖徳を、後世に尊び敬いたいという国民の請願を、深く褒めたたえた明治天皇の命により創建されました)

【平安神宮 明治28年(1895年)創建】(幕末の戦乱で荒廃した京都復興を願う市民の「情熱」と「思い入れ」から、数々の復興事業(教育、文化、産業、生活など)が模索されました。様々な町おこし事業やその情熱を、長く後世に伝え、四海平安の祈りをも込めて創建されました)

【靖国神社 明治2年(1895年)創建】(徳川幕府が政権を返還し、近代的統一国家を作ろうとした時代の境目に、多くの方々が命を捧げられた御霊を慰め、いつまでもその心を後世に伝える為に創建されました)

【近江神宮 昭和15年(1940年)創建】(奈良から大津京を建都した天智天皇をご祭神とし、昭和15年に皇紀2600年を記念して建立されました。近代神社建築を代表する社殿は、国の登録文化財に指定されています)※近江神宮公式HPより抜粋

でも、そんなに新しい神様がポンポン生まれてくるわけありませんから、神様のような偉業をなされた方や、神様として祀るに値する方々を、神格化したのでしょうね。

では、近江神宮の御祭神 天智天皇について、皆さんはどのくらいご存じですか?

『大化の改新』『中大兄皇子』『中臣鎌足』『蘇我入鹿』と、歴史の授業で習った事がある方も多い事でしょう。

この中大兄皇子が、のちの天智天皇で、近江神宮で祀られているのです。

この近江大津宮は、5年半という短い期間で幕を閉じましたが、天智天皇の行った革新的な政治が、現在の日本の礎になっています。

学校教育制度の制定

日本で初めて時計を使い正確な時を計った「漏刻(ろうこく/水時計)」

戸籍制度の制定「庚午年籍(こうごのねんじゃく/庚午の年に出来た、日本で初の戸籍とされる)」

国法典の制定「近江令(おうみりょう/近江朝廷之令。古代日本政府における初の律令法典。今の六法全書のようなもんですかね)」

土地制度の制定「班田収授法(はんでんしゅうじゅほう/口分田を民に分け当てる為の制度)」

最新機械導入による産業復興など。

こういった新しい国を作る為に改革と創造を行った天智天皇ですが、たった5年半でなしとげた事に、ただただ脱帽です。

それらの業績なども、神格化するきっかけの一つになったのでしょうね。

 

そんな凄い天智天皇が、神として祀られているのが近江神宮なのです。

逆に、今まで神社が創建されなかった事にビックリですよね。

 

長くなりましたので、今日はここまで。

アディオース!
グラシアス‼

 

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