2014年03月26日 全般

皆さんこんにちは。広報のFです。

 

先日、当店の看板が、『京都かんばんねっと』にて【優秀賞】を頂きました。

kanban

『京都かんばんねっと』とは、京都市内の景観を50年さき、100年さきも残そうという

こころみで、『京都市 都市計画局 屋外広告物適正化推進室』の推進事業です。

自然景観・街並景観及び建築物と調和した屋外広告物などを設置している

事業所を表彰されているようです。

 

筆者は、正直知りませんでした。

 

当店の様な一つの看板の表彰だけでなく、新京極商店街や、

木屋町界隈など街並みのような広い範囲の表彰や、八坂神社前のローソンやマクドナルド、

ユニクロ、セブンイレブンなど、様々な全国チェーン店が表彰されているようです。

 

京都の町を京都らしくする為に、様々な事業所さんが工夫されていたんですね。

 

 

 

(以下、京都かんばんねっとより)

 

京都市では「歴史都市・京都」の美しい景観を守り育て、50年後、100年後の未来に

引き継いでいくために、建物の高さや外観、眺望や町並み、屋外広告物の規制等を

全面的に見直した「新景観政策」を平成19年9月から実施しています。
景観形成に重要な役割を果たしている屋外広告物についても、京都の町並みに

調和する屋外広告物となるよう、条例で地域の特性に応じた

「面積」「色彩」「高さ」等全国でも例を見ないきめ細やかな基準を設けており、

市内で屋外広告物を表示するには、これらの基準に適合したうえで、

京都市長の許可を受けていただく必要があります。
京都市内の事業所は様々な創意工夫を重ね、京都の町並みと調和しつつ、

思わずお店に入りたくなる魅力的な屋外広告物を表示されています。

 

 

 

確かに、京都に住んでいる筆者などは、普段見慣れていて気にも留めていなかったですが、

京都らしい看板が多いですよね。

 

煌びやかなネオンサインや目を引く蛍光カラーの看板は京都の町にそぐわないですもんね。

 

 

ところで大石天狗堂の看板は、社名の通り天狗の顔がポイントですが、

なぜ『天狗』が付くのか、みなさんご存知でしょうか。

 

元々、大石天狗堂は花札を作るお店でした。

しかし創業当、時花札はご禁制の品。

売ったり、買ったりはご法度だった為、表向きは米問屋として商売をして、

裏で花札を作っていました。

 

そして、花札を買いに来た客が、『これあるかい?』と鼻を指差して店の者に聞きます。

 

勿論、(花)と(鼻)をかけ、こっそり(花札を売って欲しい)と言っているのです。

 

そこで店の者が、『はいはい、お待ちやす』と奥から花札を持って来るというシステムでした。

 

映画のワンシーンのような怪しいやりとりですが、この【鼻を指さす】行為が、

花札屋の独特の暗号となり鼻が誇張されて天狗が花札屋の看板になりました。

 

これは、当店に限らず京都の花札を主に製造するお店では、

屋号に『天狗屋○○』『○○天狗店』と天狗の付くお店が多かったようです。

和菓子の『伊勢屋』『鶴屋』、酒屋の『三河屋』、

ラーメンや中華店の『○○軒』と同じようなものですね。

 

ちなみに、天狗が付くお店がすべて花札屋だったわけではなく、

花札屋で屋号に天狗を使うお店が多かったという事です。

任天堂さんや、田村将軍堂さんは、天狗が付きませんよね。

 

当店の天狗の看板を見て『おっ、天狗の看板 花札屋やなァ ここ』と

言う方がおられたら、その方は通ですよね。

 

 

とにかく当店としましても、京都の町の『京都らしさ』に貢献する事が出来て

大変光栄に思います。

京都かんばんねっとをご覧になって、当店の天狗の看板がお気に召しましたら、

是非投票ボタンをポチッと押して頂くとうれしいです。

 

よろしくお願い致します。

『京都かんばんねっと』のホームページはこちら

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