2013年08月13日 花札

みなさんこんにちは、大石天狗堂の広報Fです。

 

さてさて、花札シリーズ第三弾として取り上げるのは、花札の赤短(アカタン)についてです。

hanafuda  akayoroshi

赤短とは(松、梅、桜)の5点札で、さらに赤い短冊に字の書かれている物をこう呼びます。

この三種以外に赤い短冊【藤、杜若(菖蒲)、萩、柳】がありますが、アカタンと言わず

ただタンといいます。

 

この赤短に書かれている文字。『あのよろし』と書かれているように見えますが

実は違うんです。『あかよろし』と読むのが正解です。

 

よく見ると『あ』と『の』の間に、チョンと書き込まれています。

むかしの『か』は、このように書いて『か』と呼んでいました。

 

では、意味はというと『実に素晴らしい』という意味だそうで、

『実に素晴らしい』→『明らかに宜しい』→『明か宜し』→『あ可よろし』→『あかよろし』

昔の言葉で書かれていたのですね。

 

では実に素晴らしいとは、何が素晴らしかったのでしょう。

実はよくわかりません。

 

それもそのはず、これは昔『志かそすむ』と変体仮名で書かれていたものを、

写し間違えたとの説もあるからです。

『し』=『志』と書かれていたもの。

わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり  喜撰法師

 

 

korin kisenhoshi

この和歌から使われたのではないかとの説もあります。

(明治の初め頃まで、花札はご禁制の品でしたから、役人に見つかっても言い逃れする為に

百人一首などの和歌を使い、擬装していたのかもしれません。 あくまで筆者の想像ですが…)

 

では、なぜこの喜撰法師の和歌を松と梅に使ったのか。

 

明治以前の札には(松・梅・藤・芒・楓)の赤短2枚ずつに、短歌が上の句と下の句と分けて

書かれていました。

しかしここからは、確証の無い話になってきますので、やめておきます。

 

赤タンからすごく話が飛躍しましたが、筆者は歴史家でもないので、

あくまでちまたのうわさ等を参考にしております。

 

しかし花札を少し調べれば、こんなに興味深い歴史や人間模様が隠されていて、

『たかが花札、されど花札』と感じましたが、みなさんは如何でしたか?

それにしても…

志 ⇒あ

か⇒か

ぞ⇒よ

す⇒ろ

む⇒し

 

変わり過ぎやろ!!!!

 

 

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シリーズ一覧

花札の謎シリーズ 5月札!!『杜若に八つ橋』(2013.7.2)

花札の謎シリーズ 7月札『萩に猪』(2013.7.12)

花札の謎シリーズ 赤短『あかよろし?』(2013.8.13)

花札の謎シリーズ 9月札『菊に盃』(2013.9.6)

花札の謎シリーズ 10月札『鹿に紅葉』(2013.10.13)

花札の謎シリーズ 11月札『柳に小野道風』(2013.10.26)

花札の謎シリーズ 『表菅原』(2013.11.20)

花札の謎シリーズ 12月札!!『桐に鳳凰』(2013.11.25)

花札の謎シリーズ 1月札!!『松に鶴』(2014.8.12)

花札の謎シリーズ 3月札『桜に幕』前篇(2014.8.19)

花札の謎シリーズ 2月札!!『梅に鶯』(2014.8.29)

花札の謎シリーズ 3月札『桜に幕』後篇(2014.12.11)

花札の謎シリーズ 『こいこい』って意外とあれなのね(2015.8.28)

花札の謎シリーズ4月札『藤に杜鵑』(ホトトギスと読みます)(2016.3.30)

花札の謎シリーズ6月札『牡丹に蝶』前篇(2016.5.30)

花札の謎シリーズ6月札『牡丹に蝶』後篇(2016.6.3)

花札の謎シリーズ8月札『芒に月(山に月)』(2016.9.13)

花札の謎シリーズ 『映画サマーウォーズ』に出て来る花札!!(2017.8.18)

花札の謎シリーズ 『11月札と12月札は別格!?』(2017.11.18)

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