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京都大石天狗堂 ニュースブログ

花札の謎シリーズ  9月札『菊に盃』

カテゴリ: 花札 2013.09.06 7:36 pm

みなさんこんにちは。大石天狗堂の広報Fです。

 

早い物で、もう9月です。

京都もずいぶん過ごしやすい気候になってまいりました。

まだ、秋と言うには、時間帯によって暑い気候ですが、気持ち良い風が吹くと、夏の終わりを感じます。

 

さてさて、久しぶりに花札シリーズという事で、今回の花札のテーマ9月札は『菊』。そして、その高得点札が『菊に盃』です。

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なぜ≪菊に盃≫なのか。

 

今までの花札シリーズをご覧の方は、もうお分かりかと思いますが、花札の絵柄は昔の日本の文化と関係しています。

 

古来 日本には、五節句という平安時代からの風習があります。

 

1月7日 人日(じんじつ)の節句 お正月最後の日

3月3日 上巳(じょうし)の節句 「雛祭」「桃の節句」

5月5日 端午(たんご)の節句 「子供の日」

7月7日 七夕(しちせき)の節句 「七夕祭」「乞巧奠(きこうでん)」

9月9日 重陽(ちょうよう)の節句 菊の節句

 

*五節句の「節」とは、唐の時代の中国で、暦法で定められた季節の変わり目のことです。

古来、中国では、奇数は縁起の良い陽の数とされてきました。

そして奇数でもっとも大きな数字の9が重なる9月9日を【重陽】として節句の一つとしてきました。

(暦の中で奇数日(陽)が重なると偶数日(陰)になる日、例えば9月9日は、9奇数+9奇数=18偶数となり、陰の数になります)

陰の日は、縁起が悪いと考えられていたため、これを避けるための避邪〔ひじゃ〕の行事が行われたことから、季節の旬の植物から生命力をもらい邪気を祓うという目的から始まりました。

この中国の暦法と、日本の農耕を行う人々の風習が合わさり、定められた日に宮中で邪気を祓う宴会が催されるようになり「節句」といわれるようになったそうです。

【日本文化いろは事典HP、平安武久HP 抜粋】

 

この重陽の節句の一つに9月9日 別名『菊の節句』がございます。

実際は、旧暦で行われていた為、現在の9月末~10月ごろの行事だったようです。

 

新暦の9月9日は、まだ蕾のままで、花が咲いていない為、『菊の花の咲かない菊の節句は変だよね』という事で、一般に行われる事も少なかったようです。

 

但し、現在でも皇室では、赤坂御苑にて秋の園遊会にて『菊を観る会(菊花壇展)』が行われていますし、上賀茂神社でも重陽の節会が9月9日にとり行われています。

 

菊は、別名千代見草』『翁草』『齢草と呼ばれ、古来 不老長寿の薬効がある花として珍重され、平安時代に中国から日本に伝わりました。

 

菊の花弁に溜まった朝露を飲むと不老不死になったという中国の王のお話もあります。

 

実際、菊の花のエキスには、細胞の抗酸化作用、デトックス作用の働きがある物質【グルタチオン】の再生を高める有効成分【テトラクマロイルスペルミン】が含まれる事が、科学的に立証されています。

ただの伝承や、儀式ではなく、実際の効果もあった行事だったんですね。

 

これらの事から、9月(あくまで旧暦を使っていた時代の事です)】=【】=【不老長寿の薬効】=【縁起の良い花】=【菊の花を酒に浸して飲む】=【不老長寿や厄を払う】という関係で、≪菊に盃≫という組み合わせが生まれたのでしょうね。

現に、盃の中に書かれた漢字は『寿』ですしね。

 

 

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シリーズ一覧

花札の謎シリーズ 5月札!!『杜若に八つ橋』(2013.7.2)

花札の謎シリーズ 7月札『萩に猪』(2013.7.12)

花札の謎シリーズ 赤短『あかよろし?』(2013.8.13)

花札の謎シリーズ 9月札『菊に盃』(2013.9.6)

花札の謎シリーズ 10月札『鹿に紅葉』(2013.10.13)

花札の謎シリーズ 11月札『柳に小野道風』(2013.10.26)

花札の謎シリーズ 『表菅原』(2013.11.20)

花札の謎シリーズ 12月札!!『桐に鳳凰』(2013.11.25)

花札の謎シリーズ 1月札!!『松に鶴』(2014.8.12)

花札の謎シリーズ 3月札『桜に幕』前篇(2014.8.19)

花札の謎シリーズ 2月札!!『梅に鶯』(2014.8.29)

花札の謎シリーズ 3月札『桜に幕』後篇(2014.12.11)

花札の謎シリーズ 『こいこい』って意外とあれなのね(2015.8.28)

花札の謎シリーズ4月札『藤に杜鵑』(ホトトギスと読みます)(2016.3.30)

花札の謎シリーズ6月札『牡丹に蝶』前篇(2016.5.30)

花札の謎シリーズ6月札『牡丹に蝶』後篇(2016.6.3)

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花札の謎シリーズ 『映画サマーウォーズ』に出て来る花札!!(2017.8.18)

花札の謎シリーズ 『11月札と12月札は別格!?』(2017.11.18)

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オリジナルかるた『知恵がいっぱい幸吉かるた』出来ました!

カテゴリ: かるた 2013.09.06 7:33 pm

みなさんこんにちは。大石天狗堂の広報Fです。

 

京都は台風の影響で、雨雲がどんよりとしていますが、一雨ごとに、秋の気配が近づいている。そんな感じです。

 

さて、三重県の名産、地場産業は山ほどあれど、三重どころか日本が世界に誇れるのが真珠。その真珠の養殖に世界で初めて成功したのが御木本幸吉(みきもとこうきち)さんで、その場所が鳥羽の『ミキモト真珠島』です。

 

この御木本幸吉さんの残された数々の名言 エピソードを、かわいらしい絵で『かるた』にしました。

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イラストは、ミキモト真珠島の営業企画室の井上達夫さん。

かるたの文言は、真珠島の多くの社員の方々が、伝記や資料を参考にアイデアを出されたそうです。

 

数々の幸吉さんのエピソードの中でも、この方の人柄と偉大さが伝わるエピソードがこちら。

『世界中 女性を真珠で 飾りたい』

明治三十八年(1905年) 明治天皇(今の天皇のおじい様)が伊勢神宮に行幸されたとき、謁見された幸吉さんの言葉。

その時、明治天皇の御前で「世界中の女性の首を、真珠でしめてごらんにいれます」と申されたそうです。

周りの方々がヒヤヒヤする中(そりゃ、あの当時の天皇と言えば、神様と同一視され、下手な事を言えば命に関わるほど崇敬されていました)豪胆さとユーモア、そして人間身あふれる魅力は、時の天皇でさえ親近感を感じたに違いありません。

 

この他、『鶴のよう 食を選んで 大食せず』や『盗人を 広告出して 捕まえる』など そのエピソードの内容が気になる文言がいっぱい収録されています。

 

当店も色々オリジナルかるたを作って来ましたが、素晴らしい出来上がりにうれしい気持ちでいっぱいです。

 

こちらのかるたのお求めは、ミキモト真珠島さんにて現在販売中との事。是非、遊んでみて下さい。【1,500円(税込)】

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大石天狗堂もマネして一言

『世界中の畳を、かるたで埋め尽くしてご覧にいれます』

( ̄▽ ̄)ニヤリ☆

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尾形光琳作『光琳かるた』の秘密

カテゴリ: かるた 2013.09.02 6:23 pm

みなさん、こんにちは。大石天狗堂の広報Fです。

 

当店の代表的なかるたに『尾形光琳の幻のかるた

光琳かるた完全復刻版』がございます。

 

あまりの豪華さに、このかるたで本当に百人一首する人は

ほとんどいないでしょう。

札を数枚、季節で組み合わせたり、好きな歌人や和歌で

合わせた組み合わせで飾ったりと、観賞用にされる方が

多いかと思います。

額に入れて飾るのも良いですよね。

 

尾形光琳の作品のほとんどが、国宝に指定され、

どこかの美術館・博物館に行かなければ直接見ることは

出来ません。

まして手に取り、一枚一枚じっくりと堪能することなど

出来ないでしょう。

 

その尾形光琳のかるた(あくまで復刻版ですが)をご自宅でゆっくり鑑賞出来たら、本当に贅沢な時間をすごす事が

出来ますよね。

もし、知り合いやご友人が来訪し、この尾形光琳のかるたを見れば、その希少さにびっくりする事は、

容易に想像出来ます。

 

光琳の作品には制作年代を確定できるものは少ないが、

多くの作品に「法橋光琳」の落款が見られることから、

彼が本格的な絵画を制作したのは法橋位を得た44歳以後、

59歳で没するまでの十数年間だと推定されています。

 

しかしこのかるたが製作された頃の日本を歴史的大災害が

襲いました。

 

1701年 尾形光琳が法橋位を叙任された(光琳44歳、京都在住)

1703年 元禄地震発生 規模はマグニチュード7.9以上の

巨大地震(光琳46歳、京都在住)

1707年 宝永地震発生そして富士山噴火

(宝永噴火=中部、近畿、四国、九州の広い地域にまたがり、

東海地震・東南海・南海地震が同時に発生し、地震の規模は

マグニチュード8.4以上と日本最大級の巨大地震)の

起こった年(光琳が江戸に5年ほど滞在していた時の出来事)

同年   徳川吉宗(暴れん坊将軍)が8代将軍になったのが

1716年。同年7月に光琳死去(享年49歳、京都在住)

 

江戸時代の中期に起きた大災害によって、日本中が大変な事に

なり、文化や暮らしが一遍したのが、光琳の活躍した

18世紀(1701~1800年)前半でした。

筆者には、光琳がかるたを作ったのが、

江戸で暮らしていた時期なのか、京都に戻ってからの

作品なのかはわかりません。

しかし、もし未曽有の大災害の後に

『光琳かるた』という素晴らしい作品を作り上げたのでしたら、江戸滞在中に体験した大災害が光琳になにかしらの衝動を与えたのかもしれないと感じました。

 

今回は、尾形光琳のあまり知られていない、

しかし非常に興味深い話でした。

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尾形光琳の幻のかるた『光琳かるた』の秘密

カテゴリ: 全般 2013.09.02 6:19 pm

みなさんこんにちは。大石天狗堂の広報Fです。

当店の扱う百人一首の中で、もっとも高級で希少価値の高い物に『光琳かるた』があります。これは、江戸時代の絵師 尾形光琳が作った幻の百人一首を復刻したものです。

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長い間、幻の百人一首とされてきました、尾形光琳筆「小倉百人一首」が、近年に京都で発見されました。歴史的資料の中に

このかるたの、下絵と思われる画稿が残されていることから、

専門家のあいだでは、「光琳かるた」の存在がうわさされ、

近年にいたるまで行方が分からず「幻のかるた」と

呼ばれていました。このかるたは、一般の百人一首よりも大きく、歌仙絵が描かれた読み札、百枚には上の句が、取り札には、

下の句と、花鳥風月が描かれた百枚、計二百枚が、

まったく使用された後も無い状態で保存されていました。

通常の百人一首は、読札(人物が描かれている札)には

絵が描かれていますが、取札(字のみの札 畳に並べている方の札)には絵はありません。

しかしこの光琳の百人一首には取札にも絵が入っているのが

特徴です。

 

この尾形光琳とは、どのような人だったのでしょうか?

尾形市之丞(光琳)は、1658年(万治元年)京都の大呉服商

「雁金屋」の次男として生まれた。

光琳のおじいさんの代には宮中御用を務め、父・宗謙と一緒に

公家の家にも幼い頃より出入りしていた。

このきらびやかな公家社会に幼い頃より触れた事と、

本阿弥光悦の文化村に参加して、教養や文化を学んだ事、家業の呉服屋の店先にあった、美しい反物や帯などの装飾を見て育った事。

これらお感性を刺激する環境が、後の光琳や弟・乾山の美を見る『目』を培ったのではないでしょうか。

1701年(元禄14年) 光琳が44歳の時、

『法橋・ほっきょう』位を朝廷より叙任され名実共に世間に

認められた絵師になりました。

この頃から作品に『法橋光琳』の落款を押すようになりました(当然、大石天狗堂製造の光琳かるた完全復刻版にも入っております)

*『法橋』=中世以降、医師・仏師・絵師・連歌師などに僧位に準じて与えられた称号であり、光琳以外では、池坊流(立花)池坊専好、(浮世絵師)磯田湖竜斎、(仏師)定朝、(大阪の漢方医)寺島良安などがいました。

 

この法橋光琳の落款は、光琳の署名と共に光琳かるたの4枚の

札の裏面に押されていますが、4個とも少しずつ文字の掠れ方などが違います。

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是非、ご自身の目でご確認下さい。⇒http://www.tengudo.jp/korin/

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秋の風物詩 京都伏見の大祭『神幸祭』今年も開催

カテゴリ: 全般 2013.09.02 6:09 pm

大石天狗堂の近くに、安産の神様『御香宮』という神社があります。

 

何故、安産の神様かというと、徳川家代々の産湯に使われた霊水だからだそうです。

 

 

このパワースポットにて、伏見の秋の風物詩【御香宮神幸祭:しんこうさい】が行われます。(平成25年9月29日~10月7日)

別名『花笠まつり』で有名なこの祭は、近隣の人達を楽しませています。

詳しくは、こちらをご覧ください→http://www.kyoto.zaq.ne.jp/gokounomiya/

(画像は御香宮HPより抜粋)

9月29日と10月7日に行われる神輿巡幸は、伏見の九地区から神輿を担ぎながら御香宮に

やってくる圧巻のイベントである。

 

また旧神輿の一つに徳川家康の孫娘、豊臣秀頼の妻であった千姫の誕生祝いに奉納された、

『千姫神輿』があり、日本一重い神輿として、この御香宮に安置されている。この千姫神輿は

、花笠まつり祭礼時のみ見学出来る。

 

さらに、境内に湧く御香水(名水百選に選ばれている)も取水出来るが、

こちらは、7~19時までなので御注意。

 

極め付けは、日本三大茶人の一人『小堀遠州』作の庭園を再現した庭があり拝観できる等、

見どころ多い神社です。

 

花笠まつりは夕方がピーク。出店(露天商)も沢山立ち並び、すごく賑わいます。

この御香宮から大石天狗堂までは徒歩約10分。

 

是非、京都伏見の名物祭『神幸祭』にお越しの際は、大石天狗堂へもお立ち寄り下さいね!

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