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京都大石天狗堂 ニュースブログ

感動体験ちはやふる展2013 開催!!

カテゴリ: 全般 2013.07.12 6:08 pm

みなさんこんにちは。大石天狗堂の広報Fです。

 

まだまだ京都は、暑い日が続きます。

と 言いますか、始まったばかりです。

 

連日、30~35℃の真夏日、猛暑日です。

夜になっても蒸し暑く寝苦しい毎日ですが、健康管理に注意し頑張っております。

 

そんな京都に、夏休みやお盆休みを利用していらっしゃる方も多いかと思います。

涼しい貴船や鴨川の納涼床、五山の送火など、京都の夏は祇園祭だけではありません。

 

宇治の恒例『宇治川花火大会』も、8月9日(金)19:45から行われます。

この日は宇治市内は交通渋滞が予測されます。宇治と伏見は目と鼻の先ですので、

折角宇治にお越しの際は、是非 当店にも足をお運び下さい。

 

さて、京都嵐山に百人一首の聖地『時雨殿』で行われます、

『感動体験 ちはやふる展2013』が開催されます。

 

これは、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載中の漫画『ちはやふる』のイベントです。

競技かるたをテーマにした人気コミック『ちはやふる』の世界をより身近に体感できるように、数々のイベントを用意しております。

 

その中でも、50点にのぼる『ちはやふる』アイテム。末次由紀先生の直筆コンテノート、

非売品の瑞沢高校グッズ、複製原画など普段めったに見る事の出来ない

お宝をご覧頂けます。

 

(2013年7月23日~8月18日の前期)と

(2013年8月20日~9月23日の後期)に分けての開催です。

 

複製原画は、前期 後期で展示内容が変わりますので、是非前期バージョンと

後期バージョン2回とも足をお運び下さい。

 

他にも、ちはやふるファンや百人一首に興味ある方の楽しめる

「体験」をテーマに開催致しますので、お楽しみに。

 

『感動体験 ちはやふる展2013』に関する詳しい情報はこちら→

http://www.shigureden.or.jp/chihayafuru/

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花札の謎シリーズ 七月札『萩に猪』

カテゴリ: かるた,全般,花札 2013.07.12 5:59 pm

みなさんこんにちは、大石天狗堂の広報Fです。

よろしくお願い致します。

 

さてさて、花札シリーズ第二弾として取り上げるのは、7月の札『萩に猪』です。

 

花札は月ごとに4枚ずつを花で表し、その月の高得点札には特徴のある絵柄が描かれています。

この高得点札の中の七月の札は(萩に猪)です。

 

なぜ(ハギとイノシシ)が、セットなのでしょうか?

では、この二つの組み合わせを紐解く前に、それぞれの特徴などを観ていきましょう。

 

萩といえば、『マメ科の植物で秋の七草のひとつ』でも有名です。

また『万葉集で最も良く詠まれたテーマの花』でもあり、後の世に詠まれた和歌や俳句に大きな影響を与えたのではないでしょうか。

さらには、『根に根粒菌がいるので痩せた土地でも良く育つ』など日本人が身近に感じる花として親しまれてきました。

それに、あまり知られていませんが、邪気を払う魔除けの植物とされており、萩の幹(太い部分)を使い箸にして宮中行事の十五の節句等にも使われていたそうです。

成長期の萩の枝は、しなやかですが、枯れた状態だと硬くなり、箸として十分な強度があったようです。

 

 

一方の猪はというと、『摩利支天(武家の崇拝する戦いの神)の使い=勝負に勝つ』として摩利支天同様、大切にされました。

戦国時代、毛利元就や山本勘助も信仰していました。

大河ドラマ風林火山の作中でも、山本勘助が摩利支天の首飾りを大切にしているシーンが出てきます。

また、楠木正成や徳川家康は、摩利支天の像を、自分の兜の中に納め出陣したそうです。

また『猪突猛進=ひとつの物事に対して夢中で、かつ猛烈な勢いで、突き進むこと』から、勢いを良しとする職業や、賭け事などにも縁起の良い動物として大切されました。

『猪は多産で縁起が良い=子孫繁栄』など縁起が良い動物として古くから知られていました。

余談ですが、京都御所の西側に足腰の健康祈願と、子宝・安産祈願の神として有名な、いのしし神社こと『護王神社』があります。

御所のすぐそばですので、是非お参りしてみて下さい。

 

このように(萩と猪)の組み合わせは、縁起が良いように感じますが、

他の組み合わせでも別に良かったのではないでしょうか?

 

 

色々調べるうちに、このような一文が目に付きました。

 

【和歌こそ なほをかしきものなれ。あやしの賤(しづ)・山がつの所作(しわざ)も、いひ出でつれば面白く、恐ろしき猪(い)のししも、「臥猪の床(ふすどのとこ)」といへば、やさしくなりぬ】

これは、吉田兼好の徒然草・第十四段の原文です。

 

古来、萩=臥猪の床(ふすどのとこ)と知られていました。

(ふすいのとこ)と読んでいるものもあり、本来はどっちなのでしょう?

 

臥猪の床とは、猪の寝所のことで、凶暴な野生の獣も萩や萱を倒して、寝床にして身を休めるという事です。

 

そこから転じて【萩と臥猪】は(優しげで美しい物)と(野生で荒々しい物)の

対比を表し、和歌などで調和のとれた情景として使われるようになりました。

 

これを題材にして、多くの日本画も描かれています。

hagitoinoshishi

1834年に京都に生まれた日本画家 望月玉泉の作品に『岩藤熊萩野猪図屏風』もその代表作です。(京都御所の襖絵を描いた玉泉は、京都に画学校を開いたメンバーの一人)

他にも江戸時代、円山派や森派の画題の一つに、臥猪(ふすど)がよく用いられました。

 

このように萩と猪をセットにする事は、画壇や和歌の世界では、一つのパターンとして常識の様になっていたようです。

花札の絵柄を考案した者が、このような風情のある構図を、取り入れたのではないかと想像できます。

確かに、花札の中の猪は、萩の中にうずくまり、身を休めているように感じますよね。

これは、あくまで筆者の感想ですが、皆さんのお考えはどうですか?

hagitoinoshishi2

 

 

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シリーズ一覧

 

花札の謎シリーズ 5月札!!『杜若に八つ橋』(2013.7.2)

 

花札の謎シリーズ 7月札『萩に猪』(2013.7.12)

 

花札の謎シリーズ 赤短『あかよろし?』(2013.8.13)

 

花札の謎シリーズ 9月札『菊に盃』(2013.9.6)

 

花札の謎シリーズ 10月札『鹿に紅葉』(2013.10.13)

 

花札の謎シリーズ 11月札『柳に小野道風』(2013.10.26)

 

花札の謎シリーズ 『表菅原』(2013.11.20)

 

花札の謎シリーズ 12月札!!『桐に鳳凰』(2013.11.25)

 

花札の謎シリーズ 1月札!!『松に鶴』(2014.8.12)

 

花札の謎シリーズ 3月札『桜に幕』前篇(2014.8.19)

 

花札の謎シリーズ 2月札!!『梅に鶯』(2014.8.29)

 

花札の謎シリーズ 3月札『桜に幕』後篇(2014.12.11)

 

花札の謎シリーズ 『こいこい』って意外とあれなのね(2015.8.28)

 

花札の謎シリーズ4月札『藤に杜鵑』(ホトトギスと読みます)(2016.3.30)

 

花札の謎シリーズ6月札『牡丹に蝶』前篇(2016.5.30)

 

花札の謎シリーズ6月札『牡丹に蝶』後篇(2016.6.3)

 

花札の謎シリーズ8月札『芒に月(山に月)』(2016.9.13)

 

 

 

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花札金天狗 謎の五月札『杜若に八つ橋』

カテゴリ: かるた,全般,花札 2013.07.02 10:50 am

みなさんこんにちは。大石天狗堂の広報Fです。

 

暑い京都の夏がやってきました。

7月に入り、祇園祭の季節です。

 

しかし、鴨川べりをサイクリングしたり、貴船まで足を運ぶと涼もとれて

京都の夏ならではを感じられます。

大自然でもなく、都会でもない京都でしか味わえない「風情」のある暑さと

涼しさを体感してみてください。

 

さてさて、大石天狗堂と言えば花札のお店ですが、

これまでブログではあまり触れていませんでした。

そこで、これからは囲碁・将棋の様に、

シリーズとして不定期にアップしていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

 

しかし遊び方や札の説明は、皆さんもご存知かと思いますので、

大石としては、『大石天狗堂ならでは』の内容にしていきたいと思っております。

 

第一弾として取り上げるのは、『菖蒲と八橋』の札です。

 

花札は月ごとに4枚ずつ花で表し、その月の高得点札には

特徴のある絵柄が描かれています。

この高得点札の中の五月の札は(菖蒲と八橋)とも呼ばれていますが、

大石天狗堂は(杜若に八ツ橋)としています。

 

それには理由があります。

 

(菖蒲と八橋)ではない理由の一つ目が菖蒲は川べりには咲かないという事です。

菖蒲は(アヤメ)と(ショウブ)と二通りの呼び方が出来ますが、音読みか訓読みかのちがいなのです。

 

古来 菖蒲とはショウブ科(古くはサトイモ科)の(ショウブ)の事で、

端午の節句などに使うことで知られており、花も目立たない黄緑色です。

 

ショウブも湿地を好む品種だが、アヤメやカキツバタとはまったく別の植物なんです。

川べりには咲くが、花札の絵柄とは似ていないのです。

 

現在アヤメと呼ばれているのは、アヤメ科の(ハナショウブ)の事です。

 

このハナショウブ、水辺ではなく山野の草地や畑などに生える植物で、

特に湿地を好む種類の植物ではない。

花はカキツバタに似ているが、川べりには咲かないという事です。

hokusai

 

そして一番の理由になると思います。

カキツバタと言えば能の演目にもなっている『伊勢物語』第九段東下りに出てくる

『三河国八橋』が有名です。

 

この演目は愛知県碧海郡海郡知立町八橋(現在の愛知県知立市八橋町)という処が舞台で、

昔 在原業平(百人一首の歌人の一人)が、「かきつばた」の5文字を使い

「からこ(ご)ろも きつつなれにし つましあれ はるばるきぬる たびをしぞおもふ」と詠んだ。

それによって、草木ながらも成仏できたと杜若の精(シテ)が旅の僧(ワキ)に伝えるという内容である。

 

今でも、知立市八橋町寺内にある、無量寿寺敷地内のかきつばた園が杜若の名勝地として有名です。

 

これは、 葛飾北斎も『三河の八つ橋』を題材に想像で浮世絵にしています。

(この八橋は平安時代中期に無くなり、北斎の時代にはすでに無かった。無量寿寺杜若園が出来たのは1812年の江戸時代)

 

その為、花札の五月の高得点札は『菖蒲と八橋』ではなく、『杜若に八つ橋』と当店は考えます。

 

しかし、カキツバタとハナショウブ、どちらもアヤメ科アヤメ属で見た目もよく似ています。

カキツバタの絵柄をアヤメに見間違えたのも無理はありません。

また、江戸時代(武士の時代)に使われていた花札の『カキツバタ』を

ショウブ(菖蒲=勝負)とかけて本来絵柄に使われている花ではなく、

験を担いだ名前にしていたのかもしれませんね。

 

『いずれ(が)アヤメかカキツバタ』【何れ(が)菖蒲か杜若】の故事通り、

どちらも優劣がつけられないほど美しい花です。

 

花札の五月札、あなたは『菖蒲』か『杜若』のどちらに見えますか?

 

花札で遊んで確かめてみて下さい。

kakitubata

 

 

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シリーズ一覧

 

花札の謎シリーズ 5月札!!『杜若に八つ橋』(2013.7.2)

 

花札の謎シリーズ 7月札『萩に猪』(2013.7.12)

 

花札の謎シリーズ 赤短『あかよろし?』(2013.8.13)

 

花札の謎シリーズ 9月札『菊に盃』(2013.9.6)

 

花札の謎シリーズ 10月札『鹿に紅葉』(2013.10.13)

 

花札の謎シリーズ 11月札『柳に小野道風』(2013.10.26)

 

花札の謎シリーズ 『表菅原』(2013.11.20)

 

花札の謎シリーズ 12月札!!『桐に鳳凰』(2013.11.25)

 

花札の謎シリーズ 1月札!!『松に鶴』(2014.8.12)

 

花札の謎シリーズ 3月札『桜に幕』前篇(2014.8.19)

 

花札の謎シリーズ 2月札!!『梅に鶯』(2014.8.29)

 

花札の謎シリーズ 3月札『桜に幕』後篇(2014.12.11)

 

花札の謎シリーズ 『こいこい』って意外とあれなのね(2015.8.28)

 

花札の謎シリーズ4月札『藤に杜鵑』(ホトトギスと読みます)(2016.3.30)

 

花札の謎シリーズ6月札『牡丹に蝶』前篇(2016.5.30)

 

花札の謎シリーズ6月札『牡丹に蝶』後篇(2016.6.3)

 

花札の謎シリーズ8月札『芒に月(山に月)』(2016.9.13)

 

 

 

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